大学院生からのメッセージ

細川幸二

高度な知識の習得と副作用研究にチャレンジ

薬学研究科 博士課程 輿石 徹

医療に貢献できる職業に就きたいと思い、薬剤師になりました。大学を卒業後は修士課程に進み、そこでは研究のできる薬剤師になりなさいと教育を受けてきました。薬剤師として15年余り働き、脳神経外科、がん化学療法、栄養サポートチーム、緩和ケアと関わってきました。それまでの間、薬剤師として不足していると思っていたことは多々ありますが、その中の一つに薬剤師の副作用・有害事象に対する対応があります。

少なくとも私の大学時代には副作用に関して、どういった副作用があり、どのように患者をアセスメントして、どう評価するかといった薬剤師として臨床上、必要なことを学びませんでした。また仕事をしながらも自分なりに学会発表などはしていましたが、限界を感じており、研究の方法を学びたいと考えていました。そこで、一念発起して副作用に関わる研究をしたいと思い、大学院へ進学しました。現在は、大学院での講義を受け、研究を行っています。帝京平成大学大学院の先生は、とても親切で講義内容も充実しています。また同じく社会人として大学院に進んだ薬剤師の先生方もおり、研究だけでなく、仕事上のことを聞くことで刺激にもなっています。いまの目標は、まず博士を取得することですが、将来的には大学院で学んだことを活かして業務を発展させ、研究を希望している同僚の手助けをしながら、自身も研究を継続していきたいと考えています。

インタビュー

Q1:大学院に入学した理由を教えてください。

仕事をしながら研究の真似事をしていましたが、自分ひとりでは限界を感じていました。また就職して15年が経ち、薬学も変わっており、知識の不足を感じていたため、最新の内容の授業を受けたいと思っていました。研究スキルを身に付け、薬剤師としての幅も広げたいと思い、大学院への進学を決めました。

Q2.仕事と大学院の両立、授業の内容は如何ですか

先生方と打ち合わせしながら、授業の日程を決定しており、仕事と学校との両立は可能です。授業は週末が多いですが、仕事が終わってからの時間帯にすることもできます。それぞれの科目は15コマの授業があります。内容は基礎薬学、医療薬学、社会薬学など幅広く、かつ専門的な内容を選択できます。社会人になってから専門的に深めたかった分野や大学時代では学ぶことができなかった分野も習得でき、薬剤師としての幅が拡げられたと思います。

Q3.学生生活は如何ですか。

仕事をしながらなので、研究する時間の確保が大変です。また論文投稿や諸手続きを考えると4年間は短いため、効率よく研究を進めていく工夫も必要だと思います。博士課程なので、基本的には自分で研究計画を立てて、自分で研究をやっていくものと考えています。しかし行き詰ったときには、諸先生方より適格なご指導を頂き、研究を進めています。

研究している内容は?

大学院では「国内有害事象自発報告データベースを用いた薬剤投与に伴う嚥下障害の解析」というテーマで、薬剤投与に伴う嚥下障害について研究しています。薬の副作用で患者さんが食べ物を上手く飲み込めなくなったり、誤嚥性肺炎につながったりすることがあります。また近年、有害事象自発報告データを用いて、有害事象を分析する研究が盛んに行われています。薬剤投与に伴う嚥下障害も同様に、有害事象自発報告データを分析し、嚥下障害を引き起こしやすい薬の種類や発症経過がわかれば、嚥下障害の予防や薬剤選択に貢献できると考えています。

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