連載コラム

薬学部ホームページを制作するにあたって、薬学に関係する皆さまに向けた連載コラムをお届けすることにいたしました。今後、本学教員が定期的に連載をしてまいります。

薬剤師を志す君たちへ

今、スポーツの世界ではテニスやゴルフなど私たちが知っている多くのスポーツで、またボルダリングのような新しく生まれたスポーツでも日本の選手たちの目覚ましい活躍を見聞きします。その活躍は、私たちに爽やかでまた強い気持ちをもたらしてくれます。そこには若い人たちの計り知れないエネルギーを感じます。
最新の技術、トレーニング方法、指導方法などが進歩していること、あるいは2020年東京オリンピック・パラリンピック出場への夢や期待、メダル獲得への闘志などがその要因として大きいと思います。また選手の才能が優れていることも見逃せない要因であることは勿論です。しかし、いずれの場合にも、選手たちの計り知れない努力があり、それにともなう結果であることは確かで、その根底には、選手たちが心底からそのスポーツが好きであり、楽しい、という強い思いが窺えます。それがあるからこそ精神的、身体的な厳しさ、あるいは障害などにも耐え、克服して目標に向って努力出来るのだろうと思います。

さて、薬学の世界には薬剤師としての医療への貢献、創薬に携わり医薬品開発への貢献など重要な道が開かれています。若い人たちの無尽蔵とも言えるエネルギーを注ぐに相応しい世界です。薬学は広い学問分野を基盤として成り立っており、幅広く科学を学ぶことが出来るのは貴重であり、また大きな楽しみでもあります。
前途洋々たる将来が待っている若さ溢れるこの時期に、薬学について主体的にしっかりと学び、科学の面白さを満喫してほしいと思います。今、自分の人生を振り返ってみても、何でも吸収することができ、想像力、創造力、体力、気力に溢れるこの学生時代がとても大切で、人生の掛け替えのない時の一つであったことを実感しています。

私が専門とする研究領域は生物薬剤学・薬物動態学です。体内に投与された薬は血流によって各組織に運ばれ、肝臓で代謝され、腎臓から排泄されます。この薬の生体内運命を明らかにするためには、薬学の多くの研究領域の知識・技術を必要とし、それらを応用するのがこの学問であり、薬効の発現や毒性回避に関わります。薬を扱う薬剤師には必須の知識であり、医療、医薬品開発に重要な役割を担っています。

薬学はおもしろい。人生の大切なこの時期に、思う存分薬学を学び、社会に大きく羽ばたいてください。

こちらもチェック

  • 入試情報
  • キャンパスライフ
  • 進路・就職

ページのトップへ戻る