ミシガン大学 歯学部 三品 裕司 教授に下記演題でご講演いただきました。
| 日時 | 講演者 | 演題 |
|---|---|---|
| 7月3日(木) | ミシガン大学 歯学部 三品 裕司教授 |
顔面形成における増殖因子と環境因子の協調作用 Growth factor and endocrine disrupter signaling synergism on craniofacial clefting |
胎児の顔面形成における融合不全によって生じる顔面裂(口蓋裂)は、遺伝的要因に加えて地域的な発生頻度の違いなどから環境要因も関わると考えられ、それに関するマウスを用いた研究結果について講演されました。マウス胎児の顔面形成期におけるBMPシグナルの活性化により顔面裂がおきること、さらにBMPシグナルのわずかな上昇が環境因子による先天異常のリスクファクターとなることを見出し、その分子機構としてヒストン修飾によるエピジェネティックな遺伝子発現制御が関わるとのことです。講義後半では日本人(東洋人)とアメリカ人(西洋人)の基本的な考え方の違いについて、実例を挙げながら解説がありました。
講演者:Yuji Mishina, Ph.D.
William R. Mann Professor of Dentistry
Director, OHS (Oral Health Sciences) PhD program
University of Michigan, School of Dentistry, Dept. of Biologic and Materials Sciences
薬学部 薬学科 半田 智子 准教授が下記演題で講演を行いました。
| 日時 | 講演者 | 演題 |
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| 10月21日(火) | 半田 智子 准教授 |
Personal Health Record(PHR)アプリによる副作用管理 |
PHRアプリBPSSによる乳がん患者の不安軽減の研究と、免疫チェックポイント阻害薬治療に伴う免疫関連有害事象の早期発見を目的としたPHRアプリwelbyマイカルテONCの動作確認試験について紹介しました。
