お知らせ
濃沼教授が第14回日本クリニカルパス学会学術集会にて、最優秀賞を受賞しました。
平成25年12月4日
濃沼政美教授(医薬品安全性評価学)の研究が、第14回日本クリニカルパス学会学術集会にて、最優秀賞を受賞しました。
日本クリニカルパス学会学術集会は平成25年11月1日、2日の2日間、岩手県盛岡市にて、『患者中心の医療の展開』をテーマに、約2,200名の医師・看護師・薬剤師が参加して開催されました。
一般演題405題の中から選考委員による審査により優秀賞5題、最優秀賞1題が選考され、最も高い評価であった濃沼教授の研究「我が国の医療制度下におけるクリニカルパスの効果の検証 ~在院日数と医療費を焦点としたメタ・アナリシス~」が見事に最優秀賞に輝きました。クリニカルパスとは、患者さんと医療スタッフ両者のための羅針盤の様な役割を果たすものであり、患者中心の医療・ケアを提供する上で、医療現場では不可欠なツールになっています。
本研究は、このクリニカルパスの医療現場への導入が、患者さんの入院日数の抑制や医療費の削減に対してどの程度効果があったかを、網羅的に明らかにした我が国初の試みであり、この研究結果から、クリニカルパスの導入と入院医療制度の関連性について考察することが可能となりました。
濃沼教授らの今後の研究の動向が、各方面で注目されています。
発表中の濃沼教授
受賞の様子
なお、日本クリニカルパス学会(副島秀久理事長)は、チーム医療によって患者中心の医療・ケアに貢献するために、クリニカルパスの導入・運用・改善及びその成果について研究することを目的にしています。