お知らせ

平成29年度 着任の新任教員を紹介します。

平成29年8月9日

平成29年度着任の新任教員6名を紹介します。

小松 俊哉教授(医薬有機化学ユニット)

小松 俊哉教授

専門は有機合成化学で、前職は製薬会社で創薬化学研究と知的財産業務に携わり、主に薬を化学的に捉える仕事に従事してきました。本学では医薬化学(4年)、化学系薬学特論(4年)、化学系実習(2年)などを担当しております。文字通りchemistとしての仕事に長く携わってきましたが、今後は薬とその作用を化学構造で理解することができる薬剤師(=英国圏ではまさにchemist)を一人でも多く世に送り出すべく、取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

白神 誠教授(薬事・情報学ユニット)

白神 誠教授

厚生労働省に24年、日本大学薬学部に16年、そして本年4月から本学にお世話になっています。前職では、時代を先読みして世の中にインパクトを与えることをテーマに取り組んできました。例を挙げれば薬剤経済分析の活用、後発医薬品の評価、医薬分業の危機など、現在は製薬企業のコンプライアンスに関心を持っています。授業では国試科目でもある法規・制度を教えており、予備校などからも評価していただいています。3年間日本薬学会レギュラトリーサイエンス部会部会長を務めたこともあり、レギュラトリーサイエンスを薬学教育の中に定着させていくことも今後の使命と考えています。教室対抗のソフトボール大会では不動の1番セカンド(教授の権限で)を務めてきました。今はゴルフで体を動かしています。どうぞよろしくお願いいたします。

名取 威德教授(医薬有機化学ユニット教授)

名取 威德教授

民間企業での新薬開発業務などを経て2017年4月、本学に着任いたしました。専門は天然物科学でこれまで海洋生物を起源とする有用成分の探索研究のほか、薬物動態研究、また原薬・製剤の規格安定性試験等を通して、未知の成分を探し出してクスリに仕立て上げる一連の研究開発を行なってきました。また研究開発の企画や知的財産関連のマネジメントや品質管理業務にも従事しました。
講義や卒業研究ではこれらの経験を生かして、薬剤師として必要な有機化学に関する見識を身につけていただくとともに、「クスリの世界」のワクワクを伝えられるように取り組んでいきます。

秋山 晴代講師(薬物治療学ユニット)

秋山 晴代講師

昨年度まで神奈川県衛生研究所で主任研究員として勤務し、アレルギーに関する研究、食品等に関わる種々の理化学試験や講演による啓蒙活動を行ってまいりました。その傍ら日本大学生物資源科学部で講義を担当し、それ以前には昭和大学薬学部助教、東京大学医科学研究所博士研究員、国立医薬品食品衛生研究所研究員として教育と研究に携わり、多くの経験を得ました。
今期は薬物治療学Ⅳ、薬学総括講義Ⅳ、化学系実習Ⅱ等を担当しています。
学生の皆さんが、卒業して実務を始めてからも絶えず学習し、正確かつ最新の知識に基づいた最適な判断を常に行うことができる薬剤師になれるよう、講義、実習、研究を通じて私の経験を伝えていきたいと考えています。

島﨑 学講師(地域健康管理学ユニット)

島﨑 学講師

大学院化学系専攻を修了後、保険薬局の薬剤師、病院薬剤部の薬剤師を得て、現在に至ります。講義、実習は主に実務系の科目を担当させていただいております。
現場では小児医療に従事する期間が長かったこともあり、薬剤師として小児薬物療法に如何に関わるかをテーマとしてやってきました。小児医療は難しい面がある一方で、薬剤師にとってはすごくやりがいがある分野なので、引き続き大学でも進めていきたいと考えております。
学生時代にある教授が話した「教科書通りの説明ではなく、自分の言葉で話せる薬剤師になれ!」という言葉は今も自分の心の中に残っていて、日常業務の糧になりました。学生の皆さんにも「自分の言葉で話せる薬剤師」になっていただきたく、そのお手伝いができればいいなと思います。よろしくお願いいたします。

建部 卓也助教(抗体DDS研究ユニット)

建部 卓也助教

当大学に着任前は、薬学系研究科に在籍する大学院生でした。薬剤師への道のりは決して容易ではなく、日々多くの授業や試験を行わなくてはならず苦しいことの方が多いかもしれません。その日常の中で少しでも在学生の皆さんをサポートし、薬剤師国家試験合格のゴールを共有できればと考えています。よろしくお願いいたします。

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