お知らせ

11月11日(土)・12日(日)中野キャンパスにて本学と中野区医師会との共催で「オレンジバルーンフェスタin中野」が開催されました。

平成29年12月13日

11月11日(土)・12日(日)中野キャンパスにて本学と中野区医師会との共催で「オレンジバルーンフェスタin中野」が開催されました(四季祭と同日開催)。

「オレンジバルーンフェスタ」とは、地域の住民に対するがん医療や緩和ケアに対する理解の向上を目的とした啓発・普及活動のことです。第4回目を迎えたこの「オレンジバルーンフェスタin中野」は、地域でがん医療を支える医師、歯科医師、看護師、薬剤師、またケアマネージャ等の医療・介護関係者らと本学の学生や教職員が一堂に会し、約4か月間の準備期間を経て、今年度も開催することができました。

11月11日(土)には、埼玉医科大学総合医療センター医師 儀賀理暁氏とメラノーマ患者会(※1)代表 徳永 寛子氏による「いのちと向き合う90分」をテーマに特別セミナーが行われました。引き続き、がんノート(※2)代表 岸田徹氏、中野区医師会 副会長 渡辺仁氏を交えたトークセッションでは、若くしてがんを経験された2名の「いのちの物語」を聴くことが出来ました。

12日(日)の学生ポスターセッション「在宅診療について考えよう」では、学生が実際に中野地区の訪問診療や訪問看護、また保険薬局や地域包括支援センターなどに赴き、そこで地域医療を体験した内容をポスターにまとめて発表を行いました。本年は10演題と昨年度より演題も増え、自主的に地域医療体験に参加する学生が増えてきていることが印象的でした。

その他にも、「豊かな生活を送るための体験コーナー」ではウィッグ体験や栄養補助食品の試食、「オリジナルコーナー」ではバルーンアートが行われるなど、どのコーナーも来場者の方でにぎわっておりました。シンポジウムでは、中野の医師・歯科医師・薬剤師・看護師などの医療従事者で「20代でがんになったら」をテーマにディスカッションが行われました。

「オレンジバルーンフェスタin中野」は、地域の医療者や介護者による街ぐるみの学生教育であり、まさに本学の精神の基となる「実学の精神」を醸成する機会として不可欠なものとなっています。

※1 メラノーマ患者会:メラノーマ(悪性黒色腫)の患者とその家族のための患者会
※2 がんノート:がん経験者による、がんと闘う人達のためのインタビューWEB情報生番組