お知らせ
11月9日(土)・10日(日)中野キャンパスにて本学と中野区医師会との共催で「オレンジバルーンフェスタ in 中野」が開催されました。
2019年11月22日
2019年11月9日(土)、10日(日)の両日、中野キャンパスにて中野区医師会と帝京平成大学の共催で「オレンジバルーンフェスタin中野2019」が開催されました(四季祭と同時開催)。
第6回目を迎えたオレンジバルーンフェスタですが、地域でがん医療を支える医師、歯科医師、看護師、薬剤師、またケアマネージャ等の医療・介護関係者らと本学の学生や教職員が一堂に会し、約4か月間の準備期間を経て、今年度も開催にこぎつけました。今年のメインテーマは「がん体験者の話を聞こう・子どもたちにも伝えよう」です。
初日の11月9日(土)には、「僕と白血病の222日間戦争」をテーマとして、高校3年生で血液のがんである白血病を克服した小林 聖くんの闘病生活について貴重なお話を伺いました。スペシャルコメンテーター曽根クリニック院長 曽根 維石 先生(医学博士・臨床心理士)にも素晴らしいコメントをいただきました。
2日目の12日(日)、学生ポスターセッション「地域医療体験報告」では、学生が実際に中野地区の訪問診療や訪問看護、また保険薬局や地域包括支援センターなどを訪ね、そこで体験した地域医療の内容をポスターにまとめ発表を行いました。本年も17演題、延べ31名にわたる大きなセッションとなり、薬学科、看護学科、経営マネージメント学科、それぞれの特徴を活かした内容が発表されました。
体験セミナーでは、「最新のがん治療の体験と緩和ケアについて学ぼう」をテーマにがん関連の医療従事者と本学学生らで熱いディスカッションが行われました。その他にも、体験コーナーではウィッグ体験や栄養補助食品の試食が行われ、またオリジナルコーナーではバルーンアートに加え、今年度から小児がんの子どもを支援する「レモネードスタンド活動」の一環として、子供たちによる紙芝居も開催されました。この紙芝居を観劇された方々の幸せな優しい表情が印象的でした。
「オレンジバルーンフェスタin中野」は、地域の医療者、介護者、学生、教員の顔の見える交流の場であると共に、街ぐるみで教育を行う、まさに本学の精神の基となる「実学の精神」を醸成する機会として不可欠なものとなっています。