お知らせ

2021年度着任の新任教員を紹介します。

2021年6月24日

2021年度着任の新任教員を紹介します。

小原 道子 教授(薬局機能評価学ユニット)

小原 道子 教授

大学を卒業後、病院薬剤師を経て医療過疎地の訪問薬剤師を経験しました。その後、在宅医療の普及とともにウエルシア薬局、岐阜薬科大学を経て、本年4月に本学に着任しました。在職の殆どを臨床に費やし、在宅推進部や地域連携推進、地域包括支援センターの立ち上げ等を行ってきました。岐阜薬科大学では地域医療薬学を通じて製品開発にも携わりました。沢山の地域の方に支えて頂き、健康で幸せに生きることの大切さを学びました。薬剤師は、地域で一番身近な、全科対応可能な医療従事者です。今後は学生の皆さんと共に、地域医療連携に貢献できたらと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

金子 希代子 教授(薬学基礎教育ユニット)

金子 希代子 教授

今年度から本学に着任いたしました。大学院修士過程終了後、帝京大学医学部に20年、同薬学部に18年務め、機器分析学などの教育と「痛風・高尿酸血症、尿路結石」の研究を行ってきました。『プリン体』という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、医療現場で使われている『食品中のプリン体量』は所属していた研究室で測定したもので、医学部に務めていた経験を活かして臨床に直結する研究を続けています。

薬剤師は医療チームの中で最も科学的な考え方ができる職種です。担当科目(物理化学、臨床検査学)を通して、科学者としての基礎的な知識や考え方が身につくよう、サポートしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

中谷 良人 教授(膜機能ユニット)

中谷 良人 教授

薬の効き方や薬が作用する身体の仕組みに興味を持ち、学生時代から体内で作られる脂質由来の活性物質の産生酵素に関する基礎研究を行ってきました。その後、昭和大学薬学部の教員として、衛生薬学の教育に携わって参りました。私たちが日々口にする食品や身の周りの環境因子のヒトへの影響を科学する学問である衛生薬学には、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に深く関わる公衆衛生学が含まれており、薬剤師を含む医療従事者にとって重要な分野であることが再認識されています。本学においても、引き続き衛生薬学を分かりやすく教示するとともに、生体の恒常性を維持する機構を解明する研究を進めていきたいと考えています。

並木 徳之 教授(物理薬剤学ユニット)

並木 徳之 教授

本年4月に本学に着任いたしました並木徳之です。何卒、よろしくお願いいたします。大学卒業後に、東京慈恵会医科大学の附属病院で薬剤師として29年間勤務し、調剤、服薬指導、製剤業務を担当する傍ら、手術室・ICUでの薬剤管理業務を兼務しておりました。その後、静岡県立大学薬学部教授として実践薬学講座を13年間主宰し、薬剤師育成に携わるとともに、製剤設計学、臨床製剤学の研究に邁進し、服薬アドヒアランス向上を目指してグミ製剤、口腔内崩壊錠(OD錠)などの開発を手掛けてきました。OD錠については、製薬企業との共同研究により、臨床投入に至った幾つかの製剤もあります。本学では、臨床から製剤開発への新たなプロセスをリサーチモデルとして学生の皆さんにお伝えしたいと思います。

河野 弥生 准教授(治療評価学ユニット)

河野 弥生 准教授

東京理科大学薬学部より、本年4月に着任しました。私はこれまで、物理薬剤学に関する研究・教育を行ってまいりました。薬剤学は薬学にしかない学問領域です。この薬学ならではの学問である薬剤学の面白さを、講義や卒業研究などを通して伝えたいと思っています。また、ジュネーブ大学に在籍していた時には、研究だけではなく物事の考え方に至るまで、幅広い視野を身につけることが出来ました。この経験もまた多くの学生さんに伝えられたらと思っています。そして、学生生活でしかできないことを全力で取り組める環境を提供できるような教育を実践していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

伊東 育己 講師(地域薬局学ユニット)

伊東 育己 講師

はじめまして、伊東育己と申します。私は大学卒業後、病院に就職、その後ドラックストアでOTC医薬品の販売に従事し、本学着任前まで保険薬局に勤務していました。その傍ら短大における登録販売者の育成に関わり、大学での生活や学修が、社会人になってからどれほど大きく影響するのかを目の当たりにしました。そして薬剤師の後輩たちが社会へ巣立ち成長していくお手伝いをしたいと思い本学に参りました。薬剤師に限った話ではないですが、人生いつでも成長の途中だと考えています。私自身、諸先輩方や皆さんが頑張る姿から様々なことを教わる毎日です。ぜひ皆さんと共に豊かな学びをつくっていけたらと思っています。

原田 美那 助手(薬局機能評価学ユニット)

原田 美那 助手

私は本学を卒業し、薬剤師となりました。在学時は、地域の小学校や中学校にて「医薬品の適正使用及び薬物乱用防止教室(薬育)」を行って参りました。そこで、薬剤師は患者さんの治療に携わるだけでなく、未病や健康な方に対する教育にも貢献できるのではないかと考えるようになりました。

現在は、薬育を広めるための研究を大学院にて行っています。今後は薬育を通して、学生の皆さんと地域を結び付けられるような活動をしていきたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。