大学を卒業後は、薬剤師として臨床現場に勤務しました。机上の勉学では身につけられなかったこと、一人では対応が困難なこともありましたが、様々な医療スタッフと相談しながら、ひとつひとつ解決してきました。そしてこの度、本学に着任いたしました。
さて、有機化合物である医薬品の薬理作用や構造活性相関などを理解するためには、有機化学を基盤とした分子レベルでの知見は欠かせません。私は、医薬品の候補となりうる薬理活性物質の合成による創製、また、それらの合成法の開発を目指しています。
有機化学を学生の皆さんと一緒に楽しみ、そして、臨床との架け橋になれるよう取り組みたいと考えております。よろしくお願いいたします。