お知らせ

薬学研究科の大学院生が第7回日本薬学教育学会大会において学生優秀発表賞を受賞しました。

2022年12月9日

2022年8月に開催された第7回日本薬学教育学会大会において、大学院薬学研究科に在籍する原田 美那 助手が「将来の薬剤師がプライマリケアを行うための薬育教育 ―薬学生による中学校保健体育の授業での薬育の実施―」という演題で発表を行い、学生優秀発表賞を受賞しました。

本学薬学部卒業生である原田 助手は、学部在籍中から学生の立場で薬育に携わり、大学院に進学してからは、教える立場に立って薬学生の薬育教育に取り組んでいます。これからの薬剤師は、地域住民の健康サポートを担う医療専門家として、地域住民に対して健康づくりに関する啓発活動を行う能力が求められています。このような背景の中、中野区内の中学校保健体育の授業で薬学生が実施した薬育について、上記演題で発表しました。低学年から薬育を体験することで健康サポートを行うのは薬剤師の当然の役割と認識するようになったこと、また、地域社会において薬剤師が行うプライマリケアの重要性の認識が高まったことが、学生の薬育実施後の振り返りから示されたことを報告しました。原田助手は、今後、薬育の授業展開を学生と一緒に考え、薬学生が主体的に薬育に取り組む姿勢を高めることを指導者の立場で進めるとともに、薬育がもたらす地域住民に対する効果、地域社会においてプライマリケアを担う薬剤師の役割に関する研究を深めていきたいと考えています。