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薬学科6年生が日本薬学会第143年会において学生優秀発表賞を受賞しました。

2023年5月17日

2023年3月に札幌市で開催された日本薬学会第143年会において、薬学科に在籍する6年生(発表時5年生)の清水皓基さんが、「L-Digitoxosyl-phenanthroviridinの全合成」という演題でポスター発表を行い、学生優秀発表賞を受賞しました。

清水さんは、所属研究室で開発された「5-hydroxy-1,4-naphthoquinoneの直接的アリール化反応」を鍵反応とするL-digitoxosyl-phenanthroviridinの全合成研究に取り組み、配糖体の糖以外の部分であるphenanthroviridin aglyconと糖部分であるL-digitoxoseの合成、そして、両者を結合させることによる、抗菌活性、抗腫瘍活性を持つ天然物「L-digitoxosyl-phenanthroviridin」の初の全合成について報告しました。

本研究成果は、類似構造を有する他の抗生物質の全合成に応用できるものであり、新しい医薬品の創製に向けた研究の進展が期待されます。

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