お知らせ

2024年度着任の新任教員を紹介します。

2024年6月25日

2024年度着任の新任教員を紹介します。

宮崎 生子 教授(薬剤疫学ユニット)

宮崎 生子 教授

群馬大学医学部に在籍後、厚生労働省/(独)医薬品医療機器総合機構に約20年間ほど在籍し、再度アカデミアの世界に戻りました。昭和薬科大学社会薬学研究室に6年間勤め、4月1日付で本学に着任いたしました。専門はレギュラトリーサイエンスという新しい学問です。薬剤師さんにとっても大切な学問として近年教育コアカリキュラムなどにも記載されるようになってきた分野です。薬のデメリットを抑えメリットを患者さんにとって最大限のものに調整していく学問です。皆様とともに、より一層社会に貢献できるよう成長していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。

丸山 桂司 教授(治療評価学ユニット)

丸山 桂司 教授

丸山桂司と申します。製薬会社やSMO/CRO、保険薬局で医薬品開発と臨床の経験を積み、実務家教員として17年間、薬学教育に携わって参りました。近年、薬剤師には“患者を観察する力”が求められるようになりましたが、薬学生が患者に触れる機会は多くありません。私は、患者シミュレータを用いて疑似的に医療現場を再現し、医薬品の効果や有害反応などを評価する教育プログラムの開発を行なっています。医療シミュレーションでは、患者を危険にさらすことなく、安全な学習環境を構築できるので、学生は失敗を恐れずに薬学的管理を実践できます。皆さんが将来、薬剤師として活躍できるように、一緒に学び、共に成長していきましょう。

佐村 優 准教授(病院薬学ユニット)

佐村 優 准教授

本年4月より着任いたしました佐村優です。私は大学を卒業してから21年間、横浜市青葉区にある横浜総合病院に勤務し、主に病棟業務、医薬品情報室、抗菌薬適正使用支援活動などの臨床業務に従事してきました。また、横浜市青葉区は全国でも有数の高齢者が多い地域であるため、高齢者を中心としたスペシャルポピュレーションに対する医薬品適正使用に関する研究も行って積極的に臨床に還元してきました。今後迎える超高齢社会や医師の働き方改革を受けて、薬剤師の役割は多様化しています。また、様々な情報が溢れる情報過多の時代でもあります。皆さんの学びを支援し、このような変化の中でもプロフェッショナルとして活躍できる薬剤師を一緒に考えながら、共に成長していきたいと考えております。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

窪田 剛志 講師(薬学基礎教育ユニット)

窪田 剛志 講師

窪田剛志と申します。私も薬学部の出身で、学部生の頃から一貫して薬理学研究に従事してきました。近年は、アルツハイマー病やパーキンソン病のような神経疾患、ならびに薬物依存や統合失調症のような精神疾患の治療薬探索を主軸に、その発症メカニズムの解明や早期発見バイオマーカーの探索など、幅広い研究を行っています。一方で、物理化学教育にも注力しています。物理というと苦手意識を持つ人も多いかもしれませんが、身の回りで起こっていることを説明する身近な学問です。薬という“物質”を扱うことで医療を支える薬剤師にとって、物理化学は業務に直結する知識であるため、講義では“使える”物理化学を紹介することを心掛けています。

石川 和樹 講師(創薬科学ユニット)

石川 和樹 講師

本年4月より本学に着任した石川和樹です。武蔵野大学薬学部で6年間勤務し、さらに民間企業で研究者としての経験もあります。専門は天然物化学で、特に微生物由来の二次代謝産物に着目した有用化合物の創製やそのメカニズムの研究を行っています。試行錯誤の連続である研究を通して、学生に研究の楽しさと広い視野の重要性を伝えたいと考えています。また、薬剤師免許を持つ教員として、薬剤師国家試験に向けた勉学をサポートし、学生と共に学び続けることで、私自身も常に成長していきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。