お知らせ
薬学部6年生が「第7回フレッシャーズ・カンファランス(日本医療薬学会)」において優秀演題発表賞を受賞しました。
2024年6月25日
2024年6月15日(土)から16日(日)にかけて北里大学薬学部で開催された「第7回フレッシャーズ・カンファランス」にて、薬学部 医薬品安全性評価学ユニット(濃沼政美教授)の卒業研究生が以下の演題で発表し、優秀賞が授与されました。
優秀演題発表賞:
「炎症性腸疾患に対する「Shared Decision Making」への患者の積極性に関する研究 −患者背景因子の探索−」(発表者:薬学部6年 八島 千遥さん)
本研究は、潰瘍性大腸炎とクローン病に代表される炎症性腸疾患に対する「Shared Decision Making(SDM:共有意思決定支援)」への患者の積極性に影響を与える因子を探索したものです。具体的にはインターネット調査を実施し、探索的観点からいくつかの統計モデルを作成し、SDMへの関連因子を明らかとしたものです。その結果「主治医との信頼関係」や「病気を相談できる場の存在」等が患者のSDMへの積極性に対して関連することが明らかとなりました。本研究により、患者中心の治療選択において、医療従事者と患者との関係が如何に重要であるかが示されました。
当該ユニットからは、以下2名の卒業研究生も演題をエントリーしており、3名の卒業研究生が一致団結し、共に協力し合って取り組んだ結果、今回の栄えある賞を獲得することができたと言えるでしょう。なお学生達からは今回の学会発表を通じて、科学への探究心が深まり、高い志を持つ薬剤師との交流が刺激的であったと報告を受けています。
「我が国の花粉症治療における漢⽅薬治療の実態 −特定健診データを⽤いたビッグデータの集計−」
(発表者: 薬学部6年 宮﨑 京⾹さん)
「ペットと暮らすことが,⼈の幸福度に及ぼす影響 −中野区⺠調査データを⽤いた探索−」
(発表者:薬学部6年 澤⽥ 圭太さん)
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