2020年度の研究交流会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で1回のみとなりましたが、3月末日をもって退職する薬学部教員の「語る会」という形で開催しました。稲津教久教授、鴫原淳教授、清水秀行教授が、これまでの自身のキャリア、教育・研究に心血を注いできた実体験などについて、下記演題で講演を行いました。
日時 | 講演者 | 演題 |
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3月12日(金) | 稲津 教久 教授 | 40年の教育、研究を振り返って |
鴫原 淳 教授 | 教育についてレガシーを語る | |
清水 秀行 教授 | 東大病院薬剤師から帝京平成大学教授まで |
稲津 教久 教授「40年の教育、研究を振り返って」
東京薬科大学・ベルン大学在籍時のカルボニル還元酵素の研究や帝京大学・本学における教育活動について講演を行いました。また、著書である「経皮毒」に関する面白いエピソードなども紹介されました。
鴫原 淳 教授「教育についてレガシーを語る」
星薬科大学から日本薬科大学を経て本学薬学部に着任した経緯や各大学での教育活動を中心に講演を行いました。情熱をもって学生の教育に当たっていた経験談から、教育には学生や教員のモチベーションがとても重要であることが伝わりました。
清水 秀行 教授「東大病院薬剤師から帝京平成大学教授まで」
東大病院で勤務するきっかけや医薬分業の問題点、電子カルテのない時代における多科診療患者の薬の把握などについて講演を行いました。また、本学薬学部設立時に、市原市薬剤師会との橋渡し役として尽力した経緯など、本学部の成り立ちにも関わる貴重なエピソードが紹介されました。