研究交流会

薬学部では、研究活動の活性化を促し、さらなる研究の発展につなげることを目的として、定期的に研究交流会を開催しています。2021年度からは名称を「語る会」に変更し、研究成果の発表のみではなく、それぞれの考えなどを自由に語る会としていきます。異なる分野の研究者との交流をとおして、研究協力の促進、新たなるアイデアのひらめき、研究方向の拡大など、今後の研究のプラスになることを目指します。

2022年度「語る会」

薬学部 薬学科 富田 隆 教授が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
5月19日(木) 富田 隆
教授
医療現場がトキメクための臨床研究

「トキメク」をキーワードに臨床研究の事例と今後の展望を語りました。臨床研究を理解し、興味をもった先生方と一緒に、オリジナリティーの高い研究が実現できることを願っています。

研究交流会の様子

研究交流会の様子

薬学部 薬学科 高松 智 教授が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
6月21日(火) 高松 智
教授
健康寿命の延伸を目指した天然薬物の評価法の確立

これまでに行ってきた研究について、また現在進行している健康寿命の延伸を目指した天然薬物の評価法の確立に至るまでの背景や苦労についてユーモアを交えて講演しました。さらに現代医療で利用される漢方薬の抗老化効果を線虫モデルで評価する方法が紹介されました。

研究交流会の様子

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薬学部 薬学科 金子 希代子 教授が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
7月22日(金) 金子 希代子
教授
プリン代謝・尿路結石研究と生活習慣病の予防

機器分析を利用した研究について自己紹介を兼ねて講演しました。痛風・高尿酸血症の予防を目的としたプリン体測定、尿路結石の成分分析から推測できる生成機序、そしてこれらの疾患の予防法について紹介しました。

研究交流会の様子

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薬学部 薬学科 吉田 卓史 准教授が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
10月27日(木) 吉田 卓史
准教授
口腔領域における機械刺激の生理的意義と
TRPV1チャネルに対する刺激選択的阻害薬

カプサイシン、酸、熱によって活性化するTRPV1チャネルに対し、古くから歯科領域で使用されているEugenolを使用すると、活性化刺激の違いにより異なった作用を示す事を明らかとした研究内容を紹介しました。

研究交流会の様子

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薬学部 薬学科 大野 賢一 准教授が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
11月24日(木) 大野 賢一
准教授
光計測を利用した活性酸素検出法の開発

生体内で活性酸素が過剰に発生すると、身体が酸化されて錆びてしまいます。しかし活性酸素は一瞬で消失する特徴もあります。その活性酸素の存在を蛍光や化学発光などの光として検出するための新しい試薬(プローブ)の開発過程について講演しました。

研究交流会の様子

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亀井 美和子 薬学部長が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
12月8日(木) 亀井 美和子
薬学部長
アウトカム研究からみた薬学的ケアの価値

ヘルスアウトカム研究の取り組みを紹介し、薬剤師による薬学的ケアが、多くの疾患領域において、臨床的、人的、経済的アウトカムを向上させることを説明しました。6年制薬学教育を受けた薬剤師の活躍で、医療の質がさらに向上することが期待できます。

研究交流会の様子

研究交流会の様子

薬学部 薬学科 栗原 健一 教授が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
2月2日(木) 栗原 健一
教授
我創薬研究の遍歴;その一部を語る
-探索関連を中心に-

これまで経験してきた様々な創薬研究のうち、①ゾロ新タイプの探索研究、②全合成型の探索研究について講演しました。さらに、現在行っている高度耐性結核菌に有効な誘導体に関する最新の研究結果についても紹介しました。

研究交流会の様子

研究交流会の様子

3月末日をもって退職する羽野 芳生 教授と石田 功 教授が下記演題で講演を行いました。

日時 講演者 演題
3月23日(木) 羽野 芳生
教授
そろそろ時間です
石田 功
教授
こんな考え方で45年間研究をやってきました

羽野 芳生 教授 「そろそろ時間です」
これまでの研究(1次元伝導白金錯体の相転移、クワ科植物の産生する二次代謝産物の構造決定と生合成研究、有機化合物の酸化還元電位、環境汚染マイクロプラスチックの研究)を通して、「見えないものを可視化」することの面白さについて語りました。

研究交流会の様子

研究交流会の様子

石田 功 教授 「こんな考え方で45年間研究をやってきました」
これまでの研究生活を振り返り、以下の内容について講演しました。

  1. 45年間の研究人生の振り返り
  2. 論文発表中心からモノつくり主体への転向
  3. 独立した研究者になってどんな研究をしたか
  4. モッタイナイ科学の実践 キリンビール編
  5. 技術を実用化して商品開発へ
  6. 企業からアカデミックへ戻る
  7. 共同研究の先生方への感謝

研究交流会の様子

研究交流会の様子

<記念品贈呈>
会の最後に、2022年度をもって退職される先生方に花束と記念品を贈呈しました。先生方の今後のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。

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羽野 芳生 教授

研究交流会の様子

石田 功 教授

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柳澤 友希 助教

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