ユニット紹介

薬学臨床教育研究センター
病院薬学ユニット

ユニットの目標

病院に勤務する薬剤師は、医師、看護師等の医療従事者との信頼関係を構築し、医療の担い手の一員として、薬物療法の質の向上と安全確保に資する患者本位の業務展開を推進しています(薬剤師の将来ビジョン:公益財団法人日本薬剤師会)。病院薬学ユニットでは、この将来ビジョンに基づき、医薬品の適正使用に貢献するために、実臨床における薬物治療上の問題点の抽出、実態調査、改善策の構築を中心とした研究を展開しています。

研究テーマ

1)インドメタシンの溶出率に及ぼす保存環境と医薬品添加物の影響に関する研究

鎮痛・解熱剤であるインドメタシンカプセルを室温で保管したところ、保存期間が長いLot.ほど溶出率が低下していることが判明しました。そこで、保存環境、カプセル素材、カプセル内容物(主薬および添加物)、包装がインドメタシンの溶出率に及ぼす影響について明らかにするとともに、溶出率低下を防止する方法を確立しています。

2)病院薬剤師業務と薬剤業務支援システム・機器について

近年、情報通信技術や人口知能等を活用した医療が主流になりつつあります。病院薬剤師業務においても、支援のシステムや機器が数多くあり、業務の効率化、安全性の向上に寄与しています。今後、これらのシステムや機器を活用して、病院薬剤師がどのように業務を行うべきか、新たにどのようなシステムを構築するべきか明らかにします。

3)嚥下困難者及び嚥下障害患者における医薬品の至適投与法の確立

嚥下困難者に汎用されている「とろみ調整食品」(食物や飲料に加えて混ぜ合わせるだけで、適度なとろみを簡単に付加できる粉末状の食品)で医薬品を内服した場合、薬効が減弱してしまう医療上の問題を発見しました。そこで、介護保険施設に入居している嚥下困難者及び病院に入院している嚥下困難者におけるとろみ調整食品を使用した医薬品の服薬方法の実態を明らかにするとともに、嚥下困難者に対する医薬品の至適投与法を確立しています。

研究テーマイメージ

発表論文

  • Effects of storage conditions on dissolution rates of indomethacin capsules. Kuribayashi K, Takabatake T, Mizuno K. Chemical and Pharmaceutical Bulletin. 2018; 66: 779-784.
  • Effect of deglutition aids on the inhibitory effect of orally disintegrating tablets of voglibose on the postprandial elevation of blood glucose levels: a case investigating the interaction between xanthan gum and voglibose. Tomita T, Goto H, Sumiya K, Yoshida T, Kudo K, Kohda Y. Diabetology International. 2018; 10: 77-82.
  • Effect of xanthan gum as a thickener in widely-used food thickeners on the disintegration of rapidly-disintegrating tablets. Tomita T, Fukui T, Takanohashi S, Goto H, Yoshida T, Sumiya K, Kohda Y, Kudo K. Japanese Journal of Comprehensive Rehabilitation Science. 2018; 9: 22-28.
  • Effect of food thickeners on the disintegration, dissolution, and drug activity of rapid oral-disintegrating tablets. Tomita T, Kohda Y, Kudo K. YAKUGAKU ZASSHI. 2018; 138: 353-356.
  • Elevated serum lithium concentration due to the voluntary refusal to eat and drink. Tomita T, Goto H, Sumiya K, Yoshida T, Tanaka K, Kudo K, Kohda Y. Journal of Drug Interaction Research. 2019; 43: 43-48.
  • Effects of antipsychotics dose on body temperature, white blood cell counts and neutrophil counts in psychiatric patients treated with antipsychotics. Tomita T, Goto H, Sumiya K, Yoshida T, Tanaka K, Kohda Y. Japanese Journal of Psychiatric Pharmacy. 2019; 2: 24-25.
  • Relationship between plasma granulocyte colony-stimulating factor concentrations and blood platelet count in patients receiving antipsychotic drug therapy. Tomita T, Goto H, Chiba T, Tairabune T, Tanaka K, Kohda Y, Kudo K. Japanese Journal of Psychiatric Pharmacy. 2019; 2: 26-27.

お知らせ

2019/11
第29回 日本医療薬学会年会で富田教授がスポンサード講演を行う予定です。
2017/07
新御茶ノ水摂食嚥下研究会で富田教授が講演しました。
2019/04
富田教授が本ユニットに就任しました。
2017/07
井手口直子教授がパシフィコ横浜で開催された日本在宅薬学会第10回大会にて、大会会長を務めました。

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