ユニット紹介

薬学臨床教育研究センター
病院薬学ユニット

ユニットの目標

病院に勤務する薬剤師は、医師、看護師等の医療従事者との信頼関係を構築し、医療の担い手の一員として、薬物療法の質の向上と安全確保に資する患者本位の業務展開を推進しなければなりません(薬剤師の将来ビジョン:公益財団法人日本薬剤師会)。この将来ビジョンに基づき、病院薬学ユニットでは、医薬品の適正使用に貢献することを目的として、実臨床における薬物治療の問題点の抽出、実態調査、改善策の構築を中心とした研究を展開しています。

研究テーマ

多角的な視点からの薬学研究(島﨑准教授)

薬剤師は、よく「街の科学者」とも言われますが、それは多角的な視点を持っているからです。異なる視点から研究を行うことで、学生と一緒に多角的な視点を醸成していきたいと考えます。

  • 植物培養細胞を用いた医薬品開発における評価モデル作成に関する基礎的研究
  • 漢方エキス製剤の調剤、保存のための保管方法の検討
  • 小児薬物治療における服薬指導の問題点

嚥下困難者及び嚥下障害患者における医薬品の至適投与法の確立(富田教授)

嚥下困難者に汎用されている「とろみ調整食品」(食物や飲料に加えて混ぜ合わせるだけで、適度なとろみを簡単に付加できる粉末状の食品)で医薬品を内服した場合、薬効が減弱してしまう医療上の問題を発見しました。そこで、介護保険施設に入居している嚥下困難者及び病院に入院している嚥下困難者におけるとろみ調整食品を使用した医薬品の服薬方法の実態を明らかにするとともに、嚥下困難者に対する医薬品の至適投与法を確立しています。

研究テーマイメージ

精神病薬投与に起因する白血球減少症の発症機序の解明及び発症予防策の検討(富田教授)

抗精神病薬が投与されている患者では、副作用として、末梢血中の白血球数が減少する白血球減少症が問題となります。抗精神病薬投与に起因した白血球減少症について、患者の背景及び投与されている抗精神病薬の双方からリスク因子を解析し、白血球減少症の発症機序の解明と発症予防策を構築しています。

発表論文

  • Matsuo, T., Sasaki, H., Tomita, T., Sadzuka Y. “Comparison of the effects on tablet disintegration of solvents used to dissolve food thickeners” Journal of Texture Studies. 52, 380-388, 2021
  • Gao, L., Su, C., Du, X., Wang, R., Chen, S., Zhou, Y., Liu, C., Liu, X., Tian, R., Zhang, L., Xie, K., Chen, S., Guo, Q., Guo, L., Hano, Y., Shimazaki, M., Minami, A., Oikawa, H., Huang, N., Houk, K.N., Huang, L., Dai, J., & Lei, X.“FAD-dependent enzyme-catalysed intermolecular [4+2] cycloaddition in natural product biosynthesis” Nature Chemistry. 12, 620–628, 2020
  • Matsuo, T., Sato, C., Tomita, T., Sadzuka, Y. “Effects of thickened drinks on the disintegration of various oral tablets” Heliyon. 6, e05800, 2020 Heliyon. 6, e05800, 2020
  • Matsuo, T., Yoshida, Y., Tomita, T., Sadzuka, Y. “Relative humidity and qualities of hygroscopic medications stored in different one-dose packaging papers” Heliyon. 6, e05362, 2020
  • Matsuo, T., Sato, A., Kudo, K., Sadzuka, Y., Tomita, T. “Appropriate usage of food thickening agents to prevent non-disintegration of magnesium oxide tablets” Scientific Reports. 10, 16089, 2020

学会発表

  • 島崎学:トロミ調整食品を用いた酸化マグネシウム錠の投薬上の問題点;第29回日本医療薬学会年会、2020年10月(オンライン)
  • 富田隆:学術シンポジウム 服薬時における嚥下補助製品の使用実態;日本薬剤学会第36回年会、2021年5月(オンライン)

お知らせ

2021/07
Rp.+(レシピプラス)にて「プレイバック物理・化学・生物」が連載中です(島﨑准教授)
2021/04
ユニット再編成に伴い、島﨑学准教授が着任しました
2019/09
富田教授が日本ヘルスケア協会 優秀賞を受賞しました。
2019/04
富田教授が本ユニットに就任しました。

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