ユニット紹介
薬学臨床教育研究センター
治療評価学ユニット
ユニットの目標
薬剤師は、医療の担い手です。医療の担い手の責務は、医療を受ける者との信頼関係に基づき医療を受ける者の心身の状況に応じて、治療および予防を行うことにあり、より有効で安全な薬物治療を提供し、患者のQOLの向上を達成することが目標です。本ユニットでは、これらの観点での研究や調査を通してファーマシュティカルケアを実践できる、薬物治療のプロフェッショナルを育成したいと日々取り組んでいます。
研究テーマ
- 薬物治療の適正化
- 患者に優しい新規製剤の開発
- 創傷治療用製剤の開発
- 製剤のユーザビリティに関する調査研究
より有効で安全な薬物治療、患者のQOLの向上を達成するために、治療薬の有効性および安全性について評価し、また、治療薬製剤(剤形等)の服用性、使用性等について評価して、患者さんの状態に適した治療薬の提供および新規製剤の開発を行っています。 - 周産期の薬物治療における有効性および安全性に関する研究
周産期医療は、妊産褥婦および胎児、新生児を対象として行われ、それぞれの健康の確保が目的です。周産期の薬物治療における薬物の影響を明らかにするために、胎動の評価、副作用情報の解析等を行うことで妊婦における薬物治療について検討しています。
発表論文
- Yayoi Kawano, et al., Wound Healing Promotion by Hyaluronic Acid: Effect of Molecular Weight on Gene Expression and In Vivo Wound Closure, Pharmaceuticals, 14, 301-318, 2021
- Yayoi Kawano, et al., Effects of polymer molecular weight on curcumin amorphous solid dispersion; at-line monitoring system based on attenuated total reflectance mid-infrared and near-infrared spectroscopy, Journal of Drug Delivery Science and Technology, 61, 102278, 2021
- 世永 由里子ほか、リトドリン塩酸塩の経口投与が胎動に及ぼす影響について ─Fetal movement acceleration measurement recorder(FMAM recorder)を用いて─、日本周産期・新生児医学会雑誌、57、98-102、2021
- Yuriko Yonaga, et al. Correlation between newborn size and gross fetal movement as counted by a fetal movement acceleration measurement recorder, Journal of Developmental Origins of Health and Disease, 12(3),1-4,2020
お知らせ
- 2021/08
- 伊東明彦教授が、日経DIオンラインに、薬学生のためのコラム「解けるか?薬学生!」を執筆中