ユニット紹介

薬学臨床教育研究センター
治療評価学ユニット

ユニットの目標

医療の担い手の責務は、患者との信頼関係に基づき、患者の心身の状態に応じた治療および予防を行うことです。薬剤師は、患者のQOL(生活の質)の向上を目指し、より有効かつ安全な薬物治療を提供し、明確な治療効果を達成することを目標としています。本ユニットでは、薬物治療の結果に関する分析や評価方法の構築に加え、臨床に即した薬学教育を実践するための患者シミュレーターのプログラム開発を行っています。

研究テーマ

  • 薬物治療の適正化
  • 患者に優しい新規製剤の開発
  • 製剤のユーザビリティに関する調査研究
    より有効で安全な薬物治療、患者のQOLの向上を達成するために、治療薬の有効性および安全性について評価し、また、治療薬製剤(剤形等)の服用性、使用性等について評価して、患者さんの状態に適した治療薬の提供および新規製剤の開発を行っています。
  • 周産期の薬物治療における有効性および安全性に関する研究
    周産期医療は、妊産褥婦および胎児、新生児を対象として行われ、それぞれの健康の確保が目的です。周産期の薬物治療における薬物の影響を明らかにするために、胎動の評価、副作用情報の解析等を行うことで妊婦における薬物治療について検討しています。
  • 患者シミュレーターを用いた薬物投与による病態変化の再現に関する研究
    患者シミュレーターによって臨床に近い臨場感を再現することは、薬学生の臨床思考能力の育成に有用です。患者や医療者を危険にさらすことなく、安全な環境での学習ツールの開発を行っています。

発表論文

  • 日下部 吉男,中村 康宏,谷川 和也,唐澤 健,丸山 桂司:薬学部学生に対するドキュメンタリー映像を用いた倫理教育の実践. YAKUGAKUZASSHI, 143, 607-616, 2023
  • Yasuhiro Nakamura, Fumiko Kihara-Negishi, Kazunari Tanigawa, Mitsuo Kiriya, Yuki Kadowaki, Haruka Imagawa, Hiroki Nakanishi, Shigekazu Watanabe, Keiji Maruyama, Ken Karasawa : A Complex of Type I Platelet-Activating Factor Acetylhydrolase (PAF-AH) Catalytic Subunits Switches from α1/α2 Heterodimer to α2/α2 Homodimer during Adipocyte Differentiation of 3T3-L1 Cells. Biol. Pharm. Bull. 46, 257-262, 2023
  • 中村康宏,日下部吉男,谷川和也,唐澤健,丸山桂司:薬学生に対する服薬模擬体験学習の有用性の検討. 医療薬学47(8) , 418-427, 2021
  • 丸山桂司,竹内保男,大藏直樹,根岸文子,秋山暢,金子一郎:フィードバックデバイスを用いた薬学部一年生における一次救命処置実習の学修効果. YAKUGAKU ZASSHI, 140, 819-823, 2020

著書

    • 丸山桂司:セルフメディケーションとOTC医薬品(編著),京都廣川書店
    • 丸山桂司:新ビジュアル薬剤師実務シリーズ 薬剤師業務の基本「知識・態度」(共著),羊土社
    • 丸山桂司:医薬品情報学(第2版)(共著),化学同人

お知らせ

2025/04
雨宮准教授が当ユニットに着任しました。
2024/10
丸山教授が医療情報サイト Care Netで【最新!DI情報】を連載中
2024/04
丸山教授が当ユニットに着任しました。

更新日 2025.04.01

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