ユニット紹介

創薬基盤教育研究部門
創薬科学ユニット

ユニットの目標

多角的な医薬品解析に基づく創薬研究

  • (i) 生理活性をもつ新規リード化合物の探索およびその構造活性相関解明
  • (ii) 新薬合成に有用な新反応の開発

研究テーマ

結核はかつて「国民病」「亡国病」と恐れられていましたが、国をあげた予防や治療の取り組みにより、死亡率は往時の百分の一以下にまで激減しました。しかしながら、人々の結核に対する関心の低下に加えて多剤耐性結核菌などの出現により、結核の減少は鈍化しています。特に、結核の初回治療において使用するRifampicin(RFP)およびIsoniazid(INH)のいずれにも耐性を示す多剤耐性結核菌(MDR-TB)による多剤耐性結核が世界的に増加傾向にあり、これらに対して有効な新規治療薬の開発が急務です。

当ユニットではとりわけ多剤耐性結核菌に対して有効な新薬の探索研究を実施しており、従来の抗結核薬とは全く異なる作用メカニズムをもつ化合物を指向し、それらの分子設計および合成研究を行っています。これまで活性発現に重要と思われる基本的部分構造を明らかにするとともに、非常に強い抗多剤耐性結核菌活性をもつ誘導体の創製に成功しています。
(共同研究先;医薬基盤・健康・栄養研究所、順天堂大学大学院医学研究科)

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