ユニット紹介

薬学教育研究センター
薬学基礎教育(化学系)ユニット

ユニットの目標

医療従事者の中で有機化学の専門性を持つのは薬剤師だけであることを意識し、化学系科目のカリキュラム改善を通じてより良い薬学教育を目指します。
また研究テーマである「生理活性を有する複素環化合物の合成研究」を通じ、新たなシード化合物を見出すことを目指すとともに、薬学を化学から真に語れる学生を1人でも多く輩出したいと考えています。

研究テーマ

1) アミロイドβ凝集繊維化阻害活性を持つ複素環多価フェノール誘導体の合成研究

アルツハイマー病の原因は、アミロイドβたんぱくが凝集・繊維化し、その凝集体の毒性によって神経細胞が破壊され認知症を発症すると考えられています。
我々はアミロイドβを認識する小分子に水溶性部分を結合させた化合物がアミロイドの凝集・繊維化阻害活性に加えて凝集体の分解活性をもつという事を発見し、このコンセプトに基づいた新規物質の合成により、より強い凝集阻害活性を持つ化合物の探索を行っています。卒業研究では「新規化合物を自分の手で有機合成し、その凝集阻害活性を高分解能蛍光光度計により測定します。」

2)含窒素複素芳香環化合物の合成研究

種々の生理活性が期待できる新規なインドール誘導体の合成研究をします。

さらに、将来「薬剤師」として「化学を基礎とした考察」が出来る人材をより多く育成するため、以下の研究に取り組んでいます。

3)6年制薬学部生に対する「理解度の高い有機化学教育」についての研究

4)有機化学的視点からの「医薬品の理解」、「臨床現場での考察」に関する研究

発表論文

  • Hamashima, T., Mori, Y., Sawada, K., Kasahara, Y.,Murayama, D.,Kamei, Y., Okuno, H., Yokoyama, Y.and Suzuki, H. “A Practical Regioselective Synthesis of Alkylthio- or Arylthioindoles without the Use of Smelly Compounds Such as Thiols.” Chem. Pharm. Bull. 61, 292–303, 2013
  • Suzuki, H., Ishigami, A., Orimoto, A., Matsuyama, A., Handa, S., Maruyama, N., Yokoyama, Y., Okuno, H. and Nakakoshi, M. “Development of a New Distyrylbenzene-Derivative Amyloid-β-aggregation and Fibril Formation Inhibitor.” Chem. Pharm. Bull. 60, 1164–1170, 2012

学会発表

  • 中嶋宏太、町野有望、小笠原彩、島崎学、鈴木英治:アミロイドβ凝集線維化阻害・線維溶解作用をもつジフェニルベンゾフラン多価フェノール誘導体の合成;日本薬学会第140年会、京都、2020年3月

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