ユニット紹介
社会薬学教育研究センター
薬事・情報学ユニット
ユニットの目標
正確な医薬品情報が未来の医療を変える
薬事・情報学ユニットは、医薬品情報の質の向上と社会的影響力を重視した調査研究を推進しており、行政との連携を通じて実践的な制度改善を目指しています。
行政への具体的なインパクト
- 医薬品医療機器等法改正により導入された虚偽・誇大広告に対する課徴金制度に係る製薬企業へのアンケート調査結果(厚生労働科学研究、研究代表者:渡邊伸一教授)が、制度見直しの検討資料として活用されました。
令和6年度第4回厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会(厚生労働省2024年7月5日)資料43ページ - 患者の急変時に看護師が医薬品の投与について即時対応できない事例など、在宅患者への薬物治療提供に関する実態調査結果(厚生労働科学研究、研究代表者:渡邊伸一教授)が、在宅医療における薬剤提供に関する検討資料として活用されました。
第5回薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(厚生労働省2024年5月17日)
虚偽・誇大広告に対する課徴金制度の検討を支援
在宅医療における薬剤提供体制の改善
研究テーマ
患者に最適な薬物治療を提供するため、現行の情報提供体制の課題を分析し、制度的改善や実務上のアプローチを模索しています。
課徴金制度の導入等の医薬品等の広告規制の変化を踏まえた実態調査研究
2019年4月から適用されている「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」に関し、情報の受け手である医療関係者を対象に、ガイドライン施行後に入手しにくくなった情報、その理由等に関する調査を実施するとともに、情報の提供元である製薬企業を対象に、製薬企業等が提供しづらくなった情報、その理由等を調査し、ガイドライン策定の目的を損なうことなく、患者の薬物治療に必要な情報が医療関係者に提供される環境を整備するための研究を行います。(令和4~6年度厚生労働科学研究)
行政への材料の提供例
- 厚生労働科学研究(研究代表者:渡邊伸一教授)で原案を作成した「医療機器の危害防止措置の適切な実施に係る留意事項」が、厚生労働省から都道府県に対して連絡されました。(2022年6月)
医療機器の危害防止措置の適切な実施に係る留意事項について(厚生労働省ホームページ) - 厚生労働科学研究(研究代表者:渡邊伸一教授)で原案を作成した「患者から問合せを受けて医薬品製造販売業者が医療用医薬品に係る情報を提供する場合の留意事項」が、厚生労働省から関係団体に対して連絡されました。(2020年3月)
患者から問合せを受けて医薬品製造販売業者が医療用医薬品に係る情報を提供する場合の留意事項について(PMDAホームページ) - 厚生労働科学研究(研究代表者:渡邊伸一教授)で実施した「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインに基づく社内体制の整備等に関する調査結果」が、厚生労働省から関係団体対して連絡されました。(2020年3月)
医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインに基づく社内体制の整備等に関する調査結果について(厚生労働省ホームページ) - 厚生労働科学研究(研究代表者:渡邊伸一教授)で原案を作成した「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインに関するQ&Aについて(その2)」が、厚生労働省から都道府県に対して連絡されました。(2019年3月)
医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインに関するQ&Aについて(その2)(厚生労働省ホームページ)
発表論文
- Akihito Ueda, Kanji Nohara, Michiko Obara, Shinichi Watanabe “Analysis of anticholinergic drugs associated with aspiration pneumonia using the Japanese adverse drug event report database: Supplementary insights from a scoping review” Respiratory Investigation 62, 1044-1050, 2024
- 荒川健人、渡邊伸一、林直子、岩田紘樹、小林典子、藤本和子、山浦克典:患者の処方薬に関する情報源の実態と入手情報の満足度およびニーズ調査;医療薬学 46(11), 615-627, 2020
- 熊谷智樹、渡邊伸一、林直子、岩田紘樹、小林典子、藤本和子、山浦克典:抗がん剤副作用情報の入手に関する経験と患者の服薬調整行動の関連性;医療薬学 46(11), 628-639, 2020
学会発表
- 渡邊伸一、松木明日香:不適切なOTC医薬品広告の誘引性の調査;第26回日本医薬品情報学会総会・学術大会、千葉、2024年6月
- 渡邊伸一、眞野ゆい:行動経済学の知見を活用した効果的な禁煙指導~喫煙への渇望にナッジで挑む~;日本薬学会第144年会、横浜、2024年3月
- 藤間彩、渡邊伸一、近藤慎吾、岩田紘樹、小林典子、山浦克典:医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドラインが製薬企業による医療機関への情報提供可否の判断に及ぼす影響;日本薬学会第144年会、横浜、2024年3月
- 竹松龍人、渡邊伸一、岩田紘樹、小林典子、中村友紀、山浦克典:特定機能病院および地域医療支援病院のDI業務における製薬企業保有医薬品情報のニーズおよび入手困難度;日本薬学会第143年会、札幌、2023年3月
- 鴻巣湖紀、渡邊伸一、岩田紘樹、小林典子、藤本和子、山浦克典:医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン施行が地域医療支援病院の医薬品情報業務に与える影響;日本薬学会第142年会、オンライン開催、2022年3月
その他刊行物
- 渡邊伸一:未承認薬・適応外薬に関する情報提供と医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン;JAPIC NEWS No.435, 2-3, 2020
- 渡邊伸一:患者・国民に対する医療用医薬品に関する情報提供;RAD-AR NEWS No.125, 8-9, 2020
更新日 2026.04.01
