ユニット紹介

社会薬学教育研究センター
薬剤疫学ユニット

ユニットの目標

薬剤疫学ユニットでは、ファーマコビジランスとは何かを学び、国内外のファーマコビジランスの動向を踏まえながら、薬剤および薬剤師の活動に関するデータ(NDB等)を用いた量的研究および質的研究(アンケート等による調査など)を通じて、医薬品の適正使用を促進し患者へ適切な薬物治療が提供されるように努めます。

研究テーマ

ファーマコビジランス(医薬品の有害作用または関連する諸問題の検出、評価、理解及び防止に関する科学及び活動)の実態調査

1)既存データを活用した疫学研究

レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)等の大規模データベースおよび臨床データを活用して、降圧剤治療中の高血圧患者における心血管系イベント発症に対する睡眠が及ぼす影響の有無を検討しています。また、ポリファーマシー(多剤併用による患者への有害リスク)を低減するため、STOPP-J掲載医薬品の多剤併用状況と関連する因子を都道府県ごとに分析する予定です。

2)Pharmacovigilance活動の国際比較と教育

国内外のファーマコビジランスの研究や活動およびファーマコビジランスに関する大学院教育内容について文献をシステマティックレビューすることを中心として、実態を調査します。特に、希少疾病の治療薬に関して、市販後における調査・研究やリスクコミュニケーション、リスク最小化策の最適化を検討します。

3)一般用医薬品の国内外の承認および適正使用の考え方

日英のスイッチOTC品目(医療用医薬品を一般用医薬品に転用可能としたもの)の承認制度や品目の違いについて考察し2016年に発表しました。2019年に日本の制度が少し見直されたことも踏まえて、5年後の実態を調査検討します。

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