お知らせ

平裕一郎講師らの演題が日本薬学会第134年会にて、講演ハイライトに採択されました。

平成26年5月7日

日本薬学会 第134年会 (開催日 : 2014年3月27日-30日、会場 : ホテル日航熊本、熊本大学黒髪キャンパス、熊本市総合体育館など) におきまして、生体防御教育研究部門抗体DDSユニット所属の平裕一郎講師らの演題「嫌気性菌をDDSに用いた固形がんに対する新規治療法の開発」が、報道関係者及び一般の方々への情報提供を目的とした講演ハイライトに採択されました。

一般学術発表演題3602題の中から、日本薬学会広報委員会の査読を経て選択された79題が本ハイライト集に掲載されています。

本研究は、善玉菌である腸内共生菌・ビフィズス菌を用いて、がんを治せるようになることを目指したものです。がんの中心部は腸内と似た環境で、人工的に血中に注入したビ フィズス菌は、がんの中心部に住み着きます。抗体DDSユニットの平裕一郎講師らはがんに住み着いたビフィズス菌に、がん細胞を殺す薬を分泌させることで、肺がんや膵臓がんなどを治療できる可能性をマウスのがん治療モデルで見出しました。今後、臨床応用に向けてさらなる研究が行われます。

平裕一郎講師 発表の様子

講演ハイライト 表紙