大学院生からのメッセージ

中崎祐太

研究を通して医療の発展に貢献したい

薬学研究科 博士課程 中崎 祐太(2017年3月修了)

私は薬学を学ぶ行程の中で、医療の基礎となる生物学、その中でも特に分子生物学の分野に興味を持ちました。大学院では、医療の発展に繋がることを目指してこの分野を専門的に学び、研究活動を行っています。帝京平成大学大学院では、各専門分野において多くの実績を残されている先生方が、専門的な講義、豊富な経験談、実験技術の指導などのアドバイスを通して、大学院生の研究活動をサポートして下さいます。また、新校舎の中野キャンパスに移ったことで研究施設も広く新しいものになり、最新の実験機器なども導入されて今まで以上に高度な実験が行えるようになりました。このような環境を十分に活用して、医療の発展に貢献できるよう、日々研究に勤しんでいきたいです。

インタビュー

Q1:大学院に進学した理由をおしえてください。

大学生時代には薬剤師になるため、幅広い分野の学問を学んできました。その中で、薬学を学ぶ上で基礎となる生物学、特に分子生物学という分野に興味を持ちました。この分野をより深く専門的に学び、また、生命科学の発展に貢献できるような研究課題に取り組みたいと思い、大学院に進学しました。

Q2.大学院での講義はどのようなものですか

大学院での講義は少人数制でおこなわれており、わからないことや疑問に思ったことは、その場で先生とディスカッションしながら進行しています。先生方は各分野において多くの実績を残されていて、専門的な内容、豊富な経験談などを交えて講義して下さいます。こういった講義の中で専門知識や様々な見識を学び、自分の研究活動に役立てるように、日々頑張っています。

Q3.大学院生としての学生生活はいかがですか

学生生活の大半を研究に関する活動に費やしています。日々、関連分野の論文などから情報収集をおこないながら、実験に勤しんでいます。また、週末には調剤薬局でのアルバイトをおこなうことで、経済的な補助を得るとともに、薬剤師としての知識や技能を修得することも怠らないようにしています。大学院の4年間はとにかく勉強あるのみです。辛い時もありますが、新しい知識を学びながら、研究することが何より楽しいです。

Q4.研究している内容をおしえてください

私の研究課題は、「DNA複製におけるゲノム情報安定性維持のメカニズムの解明」です。私たちの体は、およそ60兆個の細胞から構成されていて、それら一つ一つに設計図である遺伝情報(ゲノム情報)が含まれています。新しい細胞が作られる際には、遺伝情報であるDNAの複製が起こりますが、そのDNA複製が正しくおこなわれないと、細胞の癌化などに繋がってしまいます。私が取り組んでいる研究では、どのようにDNA複製が開始され、どのように進行していくのかについて、「遺伝情報を安定的に継承させる」という視点からの制御メカニズムの解明を目指しています。

Q5.将来的にはどのような職種を目指していますか

将来においても、研究に携わる職業に就きたいと思っています。大学院の4年間を通して、専門的な知識や実験技術など、多くのことを学び、そこに薬剤師としての知識や経験を加えて、生命科学や医療の発展に貢献できるような研究を、卒業後も長く継続していきたいです。

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